さし木
(さしき)
庭木の枝を切り取って、根づかせる繁殖方法のこと。一般的には1年生枝の一部を使い、苗木を作る方法をいう。
さし穂
(さしほ)
さし木にする枝のこと。今年伸びた枝を切りとり、その下半分の葉を取りのぞき、切り口を斜めに切りもどして作る。
逆さ枝
(さかさえだ)
ふつうの枝と伸びる方向が逆の枝で、下向きの場合があり、いずれもせん定する。
盃状仕立て
(さかずきじょうしたて)
お酒を飲む盃の形のように、横から見ると上が広がり下が狭く、上部から見ると円形の輪郭があり、中央部がくぼんでいるような人工樹形のこと。
浅根性
(せんこんせい)
樹木の根の性質のひとつ。横に浅く広がる性質を持つ根のこと。細かな根(細根)をたくさん持つのが特徴。
しきわら 地面に敷くわらのこと。植物は種類により、地面の乾燥を嫌うものがあり、また土壌の特質で乾燥しやすいものもある。このようなときに、樹木の根元にわらを敷くことで、地面の水分の発散を防止し、空気中の水分をわらに吸収させ地面の保湿を保つようにする。
枝梢
(ししょう)
枝や梢のこと。枝は、幹が分かれて脇に伸びた部分をいい、梢は幹や枝の先端部分をいう。「枝梢」と表現される場合は、枝全体と幹の先端全部をふくむ部分と解釈する。
雌雄異株
(しゆういしゅ)
雌花をつける木と、雄花をつける木が別々のもの。キウイやヤマモモがこの代表で、雌株と雄株を植えないと結実しない。
宿根草
(しゅくこんそう)
冬期に、茎も葉も枯れないか、または地上部が枯れても根が越年して、毎年芽を出す植物のこと。キク類がその代表。
主幹
(しゅかん)
その樹木の中心となり、全体を支え、枝・葉を出す中心の幹のこと。その植物の中心となる幹のことをいう。
受粉(じゅふん) おしべの花粉がめしべにつくこと。その結果、花が咲き実がなる。受粉には、自花受粉と他花受粉があり、前者はその植物の花粉を使い、後者はその植物以外の花粉を使う受粉をいう。
受粉は、ハチやチョウなどの昆虫類についた花粉で行われる場合のほかにも、人間が筆などを使い行うものがあり、これを人工受粉といい分ける。
主木
(しゅぼく)
庭の中心になる樹木のこと。
深根性
(しんこんせい)
樹木の根の性質のひとつ。地中深く奥まで伸び広がる性質をもつ根のこと。
水浸・水浸性
(すいしんせい)
地際の部分や根の周囲が、布に水をしみ込ませたとき以上に、病原菌により水分をふくんでグショク゜ショになり、腐る直前の状態、もしくはその傾向をいう。この状態は植物にとっては致命的である。
水和剤
(すいわざい)
主に、粉状の薬剤を水道水で解かして噴霧器で散布する薬剤をいう。
叢生
(そうせい)
太い幹がなく、同じくらいの太さの幹が株立ち状に多数発生することをいう。
副木
(そえぎ)
主木を引き立たせるたるの木。通常は、主木から少し後に植えるが、樹形の特定はない。
外芽(そとめ) 芽には、ふつう同じ節の左右につく性質の「対生」と呼ばれるものと、左右交互につく性質の「互生」のものがあり、それらはさらに幹から見て、その内側と外側につくものがあります。
この外側につく芽のことを、外芽という。
内芽を伸ばすと、木の内部に伸びだし採光や通風の妨げになるので、通常は外芽を伸ばすのが基本で、外芽をせん定でじょうずに伸ばすと、美しい樹形ができ、思うような樹形に仕立てられる。
世界4大病
界には過去に4つの大問題となる病気が発生した。
ストローブ松類発疹さび病、ニレ立枯れ病、クリ胴枯れ病、マツノザイセンチュウ病 がある。