21日


朝起きる・・・ものすごい頭痛・・・と疲労だ。  原因は分かってる・・ 風邪をひいたのだ。
咳もでる。 熱っぽい・・・・実は飛行機の中ですでにおかしかった。

夕べの事。 酔ってホテルに戻り 日本の感覚でシャワーを浴びる。
ベットで素っ裸になり 酔い酔いの(千鳥足)気分で お湯の蛇口をひねる。
日本のホテルは すぐにお湯がでる。 そう・・・ なにも考えずに蛇口をひねった。
次の瞬間

『ぐぅわぁ!』 

という悲鳴というか叫び声というかオタケビか・・・とにかく叫けんでしまった。
勢いよく冷水を浴びたのである。 慌ててシャワーを外し 暖かくなるのを待つ。
がしかし・・・・ ならない。  どれだけ待っただろうか・・・
すこしづつ暖かくなってきた。 
湯船にお湯を張ろうと しばらくその場でうずくまる。 寒い・・・・。
寒くて動けない。 サムイ・・・・体が温まらないので 出るに出られない。

結局 ぬるま湯では体を温める事はできず 慌てて服を着る。
さっきはそれほど 寒いと感じなかったが・・・ 暖房がゆるい。と言うか 入ってない。
エアコンを見つけ スイッチを探すが・・・・ リモコンが見当たらず。
フロントに電話しようと受話器を握ったが・・・辞めた。 言葉が通じないんだっけ・・・
結局 ガタガタ震えながら布団に入る。
完全に風邪をひいた。


どんな理由であろうと 寝ているわけには行かないのです。 
こんな所まで 西安まで来て 寝込むわけには行かないのだ。 

市街地からすこし郊外へでると・・
そこは未舗装で いかにも・・・
いかにも・・・・って感じの風景でした。

第一の目的の場所 オタフクナンテンの生産圃場に到着した
周囲をぐるりと 壁に囲まれ 外部からの侵入を阻止するような創りだった。
(万里の長城を思い出した。(*^^)v )


誠にすみませんが この塀の中の写真の掲載は控えさせていただきます。
見たい人は ここ。
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西安へ来た第一の目的を終え 第二の目的へと 目先を変える。
第二の目的??? 
そ! 観光です。


大雁塔

唐の時代 ’高僧玄奨法師’ 簡単にいうと ’三蔵法師’が インドから仏教を伝え その
教典を納める為に建立された塔がこの ’大雁塔’です。
三蔵法師は知ってますよね? そう あの西遊記のモデルになったあれです。あれ。

  
白馬にのった三蔵法師

  

急な階段をひたすら登り・・・ただ登る。 疲れた。 ものすごく疲れた。
足の関節が痛い。 そうだ・・・風邪ひいてるんだった。
さっきまでは 第一の目的のため気も張っていたが 緊張の糸が切れたとたん・・・
かなり足にきた。 立ってるのもやっとだ。
でも・・ 頑張ろう。

というのは 実は観光のガイド役をしてくれたのは 西安では
NO1(かな?)の大学の教授だった。 名刺をもらった時 その肩書きに驚いた。 
この時 (実は後ほどすごい経験をすることになるが)も思ったが
今回 私を招待してくれた 中国人のSさんなる人物。 一体何者なのだろうか??

とにかく折角 案内してくれている教授にももうしわけない。 ツライ体にムチうってとにかく
笑顔で 答える。 
『大丈夫ですよ!』 と。

珍しいものを発見!
’白松’です。
赤と黒は日本でもあまりに有名だが
シロマツなんて名前も知らない人も
多いのでは?

私の知る限り日本国内には
明治神宮と小石川植物園にしか
ない。
(他にもあるかもしれないけど)

 タマリュウもあった。(^_^;)



腹へったな。 風邪ひいてても腹は減るもんだ。

『なにが食べたいですか?』

おなかは すいてはいたが
あまり固形物が食べたいとは思わなかったので 

『ラーメン!』  と言うと・・・

『じゃ 私の好きなラーメンを紹介しましょう!』

(気分が悪く 写真撮影をしなかったので ここから写真がありません)

日本でラーメンというと ひとつの器が1人前と言う感覚。
しかし このラーメン。 なんというか・・・味もそうだったけど なんか妙。 
スープはひとつの大きな鍋で出てきて 麺は細かくわけてある。 
茶碗ほどの小さな器に小さな面を一玉入れ スープを注ぎ薬味を入れる。
小さいから一瞬で平らげる。 日本のわんこそばを想像していただけると
それに近い物がある。 スープがおいしいのだが 毎回捨てられてしまう。
次から次へとお替りをして腹一杯にする。麺は極細の 冷麦のような感じだった。 
ちと すっぱい感があったが Goodな味だった。


昼食を取ったあと・・・熱と疲労が最高点に達した。 限界だった。
さすがに 私はこう告げた。

『すみません。ホテルに戻ります・・・・』

戻る事を決断したのには 別の理由もあった。 実は今夜の夕食は
舞踏を見ながらのDinner を予約してくれていたのを知っていたからだ。
それを体調不良などと言う理由で断るわけには行かない。
豪華 Dinner & DinnerShow です。



ホテルで数時間睡眠をとったらすこし気分がよくなった。
さぁ ShowTime! 
北京といえば 京劇
上海といえば 雑技
西安といえば 舞踏
・・ と ’地球の歩き方’ に書いてあった。
 
右から2番目が私

入店するとそこにはチャイナ美人がたくさん
チャイナドレスの足のスリットはGood !
記念にパチリ。
(ホンマに病人か??)

美しい踊りと おいしい食事 ここはどうも外国人向けのお店のようだ。
観光コースにばっちり入っているのだろう。 他の日本人らしき人も見かけた。
また料理の味付けも 辛さが抑えられてあるように感じた。



2時間半にも及ぶ Dinnerは良かった。ほんまによかった。
そうそう 驚いた??事がひとつある。 Beer派の私としては当然(!?)ここでも
ビールを頼む。 菜譜(メニュー)をみてもビールが乗ってない。

『なんで??ビールは絶対にあるだろう??』 

と思ってよく探すと・・ ありました。探し方が悪かったのです。
でもね。 ’SOFT DRINK’の欄に。 日本人の感覚では ソフトドリンクと言えば ジュースかウーロン茶だもんな。
中国人にしてみれば ビール程度のアルコー%は お茶のようなものなんだろうか???

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