■ 1件目、とある病院前のマツ |
この頃になると、すっかり変色してしまったマツを見かけるようになる。 そう、’マツ材線虫病’で枯死したマツのなれの果てです。 今回も到着してすぐに、『まぁ、そうだろうなぁ・・・・』 と思った。 |
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ここまで枯れていたら・・・・
諦めもつく!? |
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特徴的な枯れ方。 |
※ 今回は、マツノマダラカミキリ(病気の媒介者)を見てみましょう。 |
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中央の白い幼虫。
こいつが、マツノマダラカミキリの幼虫です。 |
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この様に樹皮と材の間をかじりまくり、最終的には孔(穴)を彫って、幹の中に入り込み、サナギになります。 |
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中央の傷が分かりますか?
これが成虫(親)が卵を産みつけた痕です。
産卵痕といいます。
ここから卵が羽化し、上の写真のようになって行くわけですね。
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枯れたマツ以外にもたくさんありましたので、全体を診断。 ・・・・ところ・・・・
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マツカレハですね。
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これは、マツモグリカイガラムシだろうか。この場では断言できなかった。
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クロスズメを発見。 |
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多分、’葉ふるい病’でしょう。 |
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■ とある保育園のサクラ |
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ソメイヨシノ健康診断。 |
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ソメイヨシノの健康診断。 特にこれと言って特別な事はなかった。
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■ とある公民館前の広場のサクラ |
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痩せ地の象徴!? |
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全体的に暗い。 日照が足りないかな。 てんぐす病がめだってる。 まぁ・・・そんな所かな。
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■ とある公園のマツ |
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このマツ。 まだ生きている。 ・・・・というのも、昨年に、 ’マツノザイセンチュウ’が検出され、緊急に処置された。
その方法については、施工業者が私では無いため、公開できないが、処方箋はボクが提案した。
まだ枯れていない。 とにかく材を採取して検査してみよう。
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マツヤニは全くでなかった。
枯れない事が不思議。
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■ とある保育園のビワ |
ビワの実が生らない・・・と、いうことの診断依頼。
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葉量が少ないですね。 どうみても元気がない。 さてさて・・・原因は?
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この2枚の写真をよく見てください。 根元が花壇になっています。 そして、根元に土が盛られて深植え状態となっています。
まず、一番の原因は、盛り土による酸素供給量の低下でしょう。 そしてさらに、根の切断もあるでしょう。 根元がお花?野菜?畑になっている為、毎回、耕され折角発根した新しい根も切断されていたことでしょう。
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また、大きな要素ではありませんが、こんな害虫の影響も
多少はあるでしょう。 (写真:モンクロシャチホコ)
原因はひとつでは無いことが、ほとんど。
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